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2階に浴室&洗面所を設置
我が家は2階にお風呂と洗面所を持ってくる設計にしました。
当初は1階にお風呂と洗面所を持ってくる設計にしていましたが、途中で変更。
その一番の理由は、「生活動線」です。
もちろん、メリットもあればデメリットもあるので考えましたが、我が家ではこれがベストだと判断したわけです。
では、2階に浴室&洗面所を持ってきたときのメリットとデメリットとは何があるのでしょうか?我が家では、設計時にこんなケースを想定しました。
2階に浴室&洗面所を持ってくるメリット
2階にこういった水回りを持ってくるメリットはあります。
当然、メリットがないなら、無難に1階に水回りを固めていましたので。
(その1)動線が圧倒的に便利
我が家は、2階の東側に寝室を取りました。
理由は朝日がしっかりと入ってくるからです。
やっぱり、朝は朝日を浴びることで体内時計もリセットされるので、心にも身体にもいいと言われています。
そうした場合に、朝の動線を考えると2階に洗面所があると便利です(洗面所が2階ということは、洗濯機も2階にあります)。
まず朝起きると、顔を洗います。
わざわざ1階に降りる必要がありません。
「顔を洗うのは朝ごはんを食べてから」という人もいると思いますが、その場合でもメリットがあります。
例えば、こんな流れ。
朝起きて1階でご飯を食べる。
2階に上がって顔を洗って歯を磨く。
そのまま2階で着替えて支度する。
その間に2階で洗濯機のスイッチも入れておく。
1階で食器を洗ったり片付けている間に、洗濯が終わる。
2階に上がって洗面所からそのまま2階のベランダへ出て洗濯物を干す。
洗濯物が乾いたらそのまま2階でたたんで、2階にあるウォークインクローゼットへ収納。
こういった家事が2階だけで完結するのもメリットです。
(その2)来客時でも気にならない
来客時は、リビングに人を通す家庭も多いと思います。
そういった場合に、2階に水回りや家事動線をもってくることで1階の来客が気にならずに家事を行えます。
また、夜に自宅で飲み会が開かれる場合にも便利です。
みんなが1階のリビングでワイワイしていたとしても、お客さんの目に触れることなくお風呂に入って寝室にも向かうことができます。
旦那の友達がたくさん夜に遊びに来てても、奥さんと子どもは2階で気にせずお風呂に入って寝る用意ができます。
自宅に人を呼ぶ機会が多い家庭にはメリットです。
(その3)1階の部屋が広く取れる
2階に水回りを持ってくることで、1階のスペースは広く確保できます。
1階にお風呂や洗面所がある場合には、1部屋分程度(場合によってはそれ以上)のスペースが必要になってきます。
その分、リビングに割くスペースが減ってしまいがちです。
1階に広々リビングを取りたい場合にも、2階に水回りを固めておくメリットがあります。
(その4)窓も開けれる
1階にお風呂があると、高台にない場合には窓を開けるのが少し不安なこともあるでしょう。
特に、お風呂に入りながら外の空気を入れたい場合や、外の景色を楽しみたい場合には、2階にお風呂を持ってくることで周りの目線が気にならずに窓を開けることができます。
お風呂大好きさんには、嬉しいメリットです。
2階に浴室&洗面所を持ってくるデメリット
2階にお風呂と洗面所をもってくるデメリットもないとはいえません。
(その1)パイプの長さと水圧問題
水は1階から吸い上げるわけですから、その分パイプの長さは必要です。
長さを伸ばす分、費用は多少高くなるかもしれません。
長さだけでなく、パイプを2階まで通すスペースも必要です。設計の際に、全体の配置をしっかりと考えないといけません(ここは設計士さんに相談すればOKです)。
また、2階にお風呂や洗面所を持ってきて気になるのが水圧。
1階から2階まで水を吸い上げないといけないので、その分水圧が弱くなりがち、と言われることも(特にお湯を出す場合)。
ここも、工務店で相談しましたが、今の給湯器の性能を考えると、特に心配ないそうです。
最近は、こういったデメリットも気にならない場合も多く、2階に水回りを持ってくる家庭が多いようです。
ここは、実際に住んでみないとわかりませんので、また家ができてから記事にしようと思います。
(その2)売りたい場合は、1階水回りの方が売れやすい説
もし、将来的に家の売却を考えている場合は、1階に水回りがあった方が売れやすいようです。
理由は、よくわかりませんが、無難だからリスクが低いと考えられるようです。
でも個人的には、マンションでなく、戸建の注文住宅を選ぶ時点でそこまで売却は考えてないのかなと。。
売却する場合でも、ほぼ土地の価値しかないというのは覚悟の上で、家を建てている人が多いと思います。
そういう意味では、資産価値を考える上で大切なのはやっぱり「場所」(≒土地の価値)なんでしょうね。
(その3)水漏れがないか心配
2階に水回りを持ってくることで、水漏れが心配という人も多いそうです。
でも、1階にあったら水漏れが気にならないというより、「気づいていないだけ」とも言えますね。。
住宅設備の性能が高くなった時代に、そこまで水漏れを気にする必要がないのでは?というのが、工務店の方の印象でもありました。
水漏れするぐらいになれば、いろんな部分でガタがきていると思うのでリフォームを考えた方がよさそうですね。
動線を考えるとやっぱり2階が使いやすいハズ!
2階にお風呂や洗面所を作った場合のメリットとデメリットを考えてみましたが、
個人的にはメリットの方が大きいのかなと思いました(だから、2階に作ったわけですが)。
やっぱり生活動線が便利なメリットが一番大きいです。
これから家を建てられる方は、2階に水回りをもってくることも一度検討されてみてはいかがでしょうか?
- 2階の水回りも案外使いやすい
- 生活動線が◎(特に洗濯)
- 1階は広々使えて、来客時でも2階でお風呂に入れる
- お風呂から外を眺められる