土地はどうやって決める?
家を建てるには、まず土地探しからですね。土地探しを始めるには、まず土地の相場感覚が必要です。
土地を探すときに考えたことはとりあえず
- 住みたい場所
- トータル予算
- 土地の地形・地盤
- 日当たりの良さ
このぐらいでした。
まずは値段を考えずに住みたい場所を想像してみてください。
とはいえ、こんな感じに理想ばっかり言っていても始まらないので、相場を知ることも必要です。
では、1つずつ見ていきましょう。
住みたい場所
住みたい場所は、どこですか?
やっぱり住み慣れたところがよりGood!
なぜなら、住むイメージができるかどうか?は結構大切です。
どれだけ良いと言われる場所でも、近くに知り合いが全くいないとか、住んでからの生活スタイルがイメージできない場所は住むのが難しいでしょうね。
心機一転、新しい住んだことがない土地に住むのもありかもしれませんが、その場合は明確なメリットがないなら辞めたほうが良いです。
こういう僕も、一度は離れたところでも探しましたが、結局住むイメージができず、ある程度土地勘のあるエリアで最後は決めました。
住みたい場所での土地の売買実績は、国土交通省のホームページで公表されています。
近隣地域の売買実績を見てみましょう。
ホームページに行くと、「不動産取引価格情報検索」という画面から売買実績のアンケートが載っていますので参考になります(すべての売買実績がのっているわけではないですが)。
トータル予算
トータル予算はどれくらいですか?
頭金がどれだけあるかにもよりますが、個人的な感覚ではローンは多くても年収の5〜6倍程度がいいかと。
僕は年収800万程度(探し始めた頃は700万円程度)ですが、トータル予算を4,500万円程度に抑えたいという気持ちで探していました。
僕の場合は、土地は2,000万円以内に抑える必要がありましたね。
資金シミュレーションをしてもらうと、建物の坪単価は60万円程度だったので、33坪程度の建物(上物)で1,700万円程度+土地2,000万円+付帯工事+諸費用でトータル4,500万円程度。
注文住宅を建てるには、案外土地の値段はシビアです。。
ただ、最近は変動金利が圧倒的に安く、0.4%台でも借りれるほどなので、昔のように金利2%とかの親世代と違って、ローンを借りずに頭金が貯まるまで待つというのも考えものです。。
物価のことを考えると、借りたほうが特になることもあるので。
土地の地形・地盤
気に入った土地の地形はどうですか?
案外安い土地にはそれなりの理由があるもので、最たるものは土地の地形。
整形地で道路と平面の土地が一番良いです。
例えば、坂の上の崖などの土地も相場より安い値段で平気で売っています。崖地は、展望も良く、敷地も広く安く売っている場合も多いのですが注意が必要です。
崖の上の敷地の場合、各自治体で「崖条例」というものが適用される可能性があります(詳しくは、検討している地域のホームページへ)。
つまり、敷地の端が崖になっている場合は、崩れても大丈夫なように建物を崖から一定距離を離さないといけないといった制限がかかります。
また、崖が崩れても大丈夫なように、しっかり擁壁をしたり、杭打ちをする必要があるので土地の値段の割に余計な費用がかさみます。
地形とあわせて地盤も気にした方がいいでしょう。
特に検討している土地が「切土」なのか「盛土」なのか。
これは要チェックです。
つまり、もともと山だったところを切った土地である「切土」と谷筋だったところを土で埋めた「盛土」では、地盤の強度が全然違います。
選ぶときは極力「切土」を選ぶのが良いでしょう。
震災時の液状化現象が起こっている土地は大概「盛土」をしたところです。
日当たりの良さ
日当たりの良さは本当に重要です。
日当たりの悪い場所に住んだことがない人はあんまりわからないかもしれませんが、
僕のマンションはベランダが西向きで、大きな窓が西側にしかない。
だから西日しか入っていこないんです。。
太陽は、東から昇って南側を通ってゆっくりと西に沈みます。
つまり、土地を見て東側か南側から、家の中に光が入るような場所を確保できるか?を考えて土地を選ぶべきだと思います。
土地探しって案外大変です。。でもここで手を抜いたらあとで後悔するので根気強く探していく必要がありますね。
注文住宅を建てる土地を選ぶポイント。
- 住みたい場所を知る
- トータル予算を知る
- 土地の地形・地盤を知る
- 日当たりを考える