深基礎工事の費用で30万円追加発生。高低差のある土地は追加コストに要注意！

家を建てる際、「深基礎」というキーワードが出てくることがあります。僕自身も、注文住宅を建てる際に、「深基礎」を全く知らなかったために思わぬ追加コストが発生してしまいました。

深基礎工事をすること自体はメリットもあるようなので特に文句があるわけじゃないですが、知っておくことで心の準備もできるのかなと思います。

僕自身がマイホームを建てるにあたって、実際に体験した深基礎工事について、その内容と費用について説明していきます。

深基礎工事とは？我が家の土地は高低差があり深基礎工事が必要に。

注文住宅を建てる場合に、土地の形状によっては深基礎工事が必要になる場合があります。

例えば、傾斜や高低差のある土地。傾斜地にそのまま家を建てると当然傾いてしまうので、土地の低い部分に基礎を深く入れることで、建物をまっすぐ建てることができるのです。

事前に深基礎のことを知らずに土地を決めてしまうと、思わぬ追加費用がかかってきてしまいます（←我が家がこのパターン）。間違いなく深基礎が必要な土地を買えば追加で10万以上はかかってくるでしょう。

事前に土地を買うときに説明してくれる工務店や不動産屋さんならいいですが、そこまで詳しく説明してくれないケースもありますので気をつけましょう。

追加コストが30万円発生！結構痛い。。図面で見る我が家の深基礎。

我が家の場合は、当初の見積もりに深基礎で必要な費用15万円が工事代金に織り込まれていました。15万円でも結構痛いですが、工務店の人も「十分予算取りしているので大丈夫だと思いますよ〜」なんて軽いことを言っていましたが、今となっては「嘘つけ！」って感じですね。。

結局、詳細の設計を進めていく段階で、深基礎の必要金額が決まったようで、その額30万円。いや、見積もりと乖離しすぎでしょ。。ってまたイラっとしましたが。

注文住宅は建てる側が施主とはいえ、圧倒的に工務店側の方が情報有利なので言い返すことも難しい。「優越的地位の濫用」とかにならないのかね、とかもよぎりましたがやめておきました。笑

見積もりと大幅乖離した場合は工務店側で負担してくれる、とかでないと結構負担が厳しいですよね。基礎だけでなくて、細かい設計を進めていくなかでも工務店側の読み違えが結構あります。その時に、すべて工事費用に乗せられるわけですから、ハウスメーカー側は絶対赤字にならないような構造なんですね。世知辛い。

我が家の場合は、深基礎の工事費は＠25,000円/ｍだったようで、当初は6mを見積もっていたので15万円でした。最終的には、構造計算の結果、12mとなったようで、30万円（＝＠25,000円×12m）になってしまいました。

図面でみると、こんな形になりました。

写真左側の底が深い部分（青の矢印）が深基礎です。

すでに後戻りはできないので、できるだけ事前に情報をいっぱい仕入れて、買う前に色々とハウスメーカーや仲介屋さんに聞いておくことをオススメします！

深基礎工事のメリットとデメリット

ここまで追加費用の話ばかりしていましたが、深基礎にはメリットもあります。

メリットその１「水害に強い」

基礎が高いので水害には強くなるようです。床下浸水・床上浸水とかもなりにくく、水はけが良いようです。

メリットその２「建物の強度が増す」

工務店の方に聞くと、コストは高くなってしまいますが、コンクリート面が増えるので基礎が強くなり、建物の強度が増すようです。また、基礎が高く水はけが良い分、基礎が長持ちするようです。そういう意味では追加でお金を払う価値もありそうですね。

メリットその３「建物の目線が上がる」

基礎が高くなると、建物の位置も高くなります。その分目線が上がることから、道路面からの見える範囲が狭くなり、プライバシーが守られやすくなります。

一方でデメリットは、やっぱりコストですね。

デメリット「追加コストがかかる」

追加コストがかかってしまうのが、一番のデメリットではないでしょうか。工務店の方に聞いても、費用負担が増える以外は良い面ばかりですね、とのことでした。

土地の形状をよく見ておこう

土地を買うときに形状をよく見ておいて、深基礎が必要になりそうかどうか、良く相談しておくことが大切ですね。納得した上で土地を買うことで満足感も変わってくると思います。

高低差のある土地は、杭打ちが必要になるケースもあるようなので、土地選びは慎重にする必要がありますね。