解体工事がはじまった
我が家も長かった打ち合わせが落ち着き、古屋の解体工事が始まりました。
注文住宅を建てる場合、パターンとしては、
- 更地を購入して、新築するパターン
- 古屋付きを一軒家を購入し、建物を解体してから新築するパターン
があります。
我が家の場合は、②のパターンです。当然更地の方が解体費用もかからずにメリットも大きいのですが、良い土地というのは更地で残っていないケースが多いのが実情。。
気に入った場所に家を建てたいとなると、どうしても既に家が建っているところを買い取って、解体するというケースも出てきてしまいます。
価格交渉の余地があるとすれば、購入時に「解体費用が○○百万円かかってしまうので、土地の価格を〇〇百万円値引きしてもらえませんか?」と言ってみることです。ここは購入時に依頼している工務店や不動産会社の担当者から売主さんに言ってもらうのも1つの手です。あとで関係性がこじれて面倒なことにならないように、使えるものは使っていきましょう!笑
あえて古屋付きの土地を購入して、リノベーションして住むという手もあります。その場合、注文住宅を新築するのに比べて非常にローコストで済むことが特徴です。
ただ次のようなデメリットがあることも考えておきましょう。
- 基礎が古い、又は不良があり長持ちしない可能性(次のセクションで詳細)
- 古屋自体の寿命が新築よりも短く、購入後に修繕費や建替費用が余計に発生する可能性がある
- 間取りの大幅変更が難しい
解体物件を見ると、基礎に鉄筋がない?!
解体工事がはじまり、ある程度解体が落ちついてきた頃に一度現場を見てきました。
すると、解体した前の古屋のコンクリートが衝撃的な状態に。。。
昔の物件は、無筋コンクリートの場合も多いのだとか。
なんとなんと、壊した基礎のコンクリートに鉄筋が入っていない!??
工務店の人に話を聞いていると、昔の物件は無筋コンクリートもそれなりにあったのかもしれないのだとか。今だと完全に建築基準法違反ですね、今建てているような家で鉄筋が入っていないようなコンクリートはありえないです。。ってさらっと言ってました。
鉄筋が入っていないコンクリート(無筋コンクリート)の特徴
- ひび割れ(クラック)が起きやすく、強度が低い
- 構造体には利用できない
- 新耐震基準(1981年施行)前の住宅基礎には無筋コンクリートが使われている住宅も
- 解体時に重機で簡単に壊れる
こう聞くと怖いですね。解体して新建築基準法に則った耐震基準が充たされるように新築するのも安心で良いかも、と思いました。
基礎がどうか、というのは解体してみないと外観だけではよく見えてきませんが、相当築年数が経っている家だと建て替えた方が良いのかもしれませんね。。
中古住宅を購入する場合は基礎に注意
中古住宅を購入する場合は、基礎に注意した方がいいなと思った体験談でした。
築年数を確認して、1981年より前に建てられた家の場合は少し要チェックした方が良さそうです。
それでも古い家をうまく活用して使いたいというケースもあるでしょう。その場合は、耐震補強や基礎の強化など、方法はあるようですので、一度相談してから決めてみるのも良いかと思います。
基礎がしっかりしているかどうか、は外観ではなかなか見抜けないようですが、例えば建物の周囲(外壁)を見渡してみて、ひび(クラック)は入っていないか?など、多少はチェックしておいた方がいいでしょう(地盤の問題もありますしね)。
解体工事にかかった費用は?
我が家の場合、古屋は木造一戸建て。土地の広さは180㎡程度。入り口に塀もあったので、取り壊しはどれくらいかかるのか結構不安でしたが、結果的にかかった解体費用は、200万円でした。
見積もりの際に、200万円程度はかかりそうですね、と言われていたので、土地の値引交渉で200万円値引きしてもらえたのは良かったかなと思っています。
参考にしてみてください。
- 解体工事には200万円かかった
- 古屋の基礎は無筋コンクリートだった
- 旧耐震基準では無筋コンクリートはありえる
- リノベーションか建替えか?は基礎にも注目