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どこに頼んで家を建てるのが良いのか？
いざ、注文住宅を建てようと思った時、どこの業者に頼めば良いか悩みますよね。
ハウスメーカーが無難なのか、地元の工務店の方が自由度が効くのか、などなど。
今回は、そんな方のために業者ごとにメリットとデメリットを図により解説します。
何を重視するか？がポイント。各業者のメリットとデメリット
住宅に何を求めますか？安心？デザイン？コスパ？
求めるものによって、依頼するべき業者が変わってきます。ひと昔前は、知名度や信頼度の高い名の知れた大手ハウスメーカーで建築する割合が多かったようです。
特に高度経済成長期に大手ハウスメーカーで高級な一軒家を建てることがステータスとも感じられた時代。今とは少し形相が違いますね。
では、さっそくですが、比較検討してみたいと思います。まずは、この図をご覧ください。
それぞれ、A〜Dまで4分類にわけてみました。
１つずつ解説していきましょう。
増加傾向のパワービルダー？！（A）
注文住宅といえば、ハウスメーカーか工務店というイメージがあるかもしれません。
しかし、最近ではパワービルダーで注文住宅を建てるケースも出てきています。パワービルダーといえば、建売住宅に強いイメージをお持ちかもしれませんが、間違ってはいないと思います。
パワービルダーはいわば、ハウスメーカーと工務店の中間をイメージすれば良いでしょう。
パワービルダーは、地方工務店が大規模化し全国展開していくことで台頭している業態です。安価な部材を大量仕入し、開発費も抑えることで安価な価格で住宅を提供している特徴があります（建売住宅もそうですもんね）。
特徴としては、
- 建築費が比較的安い
- フルオーダーは難しい
- 均質な住宅
つまり、そこまでこだわりは強くないけど価格を抑えたい場合にメリットがあります。一方である程度均質な家の傾向が強く、ハウスメーカーに比べて高級感では劣りますし、工務店ほど柔軟なフルオーダーは難しいケースが多いでしょう。
フルオーダーが魅力の地域工務店（B）
地域工務店の特徴としては、なんといってもフルオーダーなところでしょう。
地元に密着して長年住宅を建設している業者が多く、設計の自由度も比較的高いのが特徴です。また、地域に根ざして強みをもっていることから、建築後のアフターフォローも手厚いケースが多いです。
一方、地域工務店は営業力がハウスメーカーと比べると弱いです。広告や営業にお金をかけていない分、ハウスメーカーと比較すると建築価格が抑えられるメリットがあります。
また、地域に密着しているため、土地の気候にあった住宅や、柔軟なニーズに対応してもらえる点が特徴的です。地域工務店は、評判が命です。口コミでダメな評判が広まってしまうとたちまち仕事がなくなってしまいますので、その点親身にフォローを大切にしている傾向にあります。
ただし、ブランド力という点ではハウスメーカーに劣ってしまいます。
安心と信頼の大手ハウスメーカー（C）
ここはあまり説明不要かもしれませんね。
研究開発や最新技術に費用を割くことができるのが大手ハウスメーカーの特徴です。マンションでも免震技術などが年々格段にレベルアップしていると思います。
そのため、原価が高く、その分住宅価格も高くなってしまうケースが多いです。また、営業にも力を入れており、CMでもおなじみの会社が多いのが特徴ですね。
住宅の性能が高く、モデルハウスもたくさんあるので、イメージもつきやすいでしょう。また、会社の倒産の心配も他の業者よりも少ないと言えるかもしれません。
ハウスメーカーも企画商品が多いのが特徴で、工務店ほど柔軟に対応できません。ある程度企画した商品をラインナップし、そこからセミオーダーで住宅を建てることが一般的です。
デザイン重視の設計事務所（D）
デザイン性といえば設計事務所でしょう。ただし、設計事務所に依頼する場合でも、実際に建築するのは提携先の外部工務店というケースが多いです（これはハウスメーカーでも同じですが）。
設計事務所の特徴は、完全フルオーダーで工務店に比べてもデザイン性が豊富な点です。
最新のデザインとこだわりの住空間を作ることができるでしょう。
一方で、建築価格は高くなるケースが多く、また、工期も他と比べて長くなる傾向にあります。
お金の心配はしていないから、唯一無二の完全フルオーダーの家をこだわりでつくりたい人には惹かれるかもしれません。
これらの点を踏まえて、自分にあった注文住宅を建てましょう。
僕はこの本を読んで、工務店の魅力を感じました。家を建てるときに気をつける点や、業者の見極め方など、家づくりの落とし穴など、読み物としても楽しいです。家を建てることを検討している人にはぜひ読んでいただきたい必読の１冊です。
